風邪
風邪の診療に一番相応しい診療科目は、耳鼻咽喉科です。風邪の症状である、喉の痛み、鼻炎、咳などは、言うまでもなく喉や鼻に起こっており、耳鼻咽喉科の専門領域です。また、風邪を発端に中耳炎、副鼻腔炎、声帯炎、喉頭炎に進展する場合があり、風邪かなと思った場合は、はじめから耳・鼻・喉を専門的に診療することができる耳鼻咽喉科の受診をお勧めします。
症状
喉の痛み、咳、鼻みず、鼻づまり、発熱、くしゃみ、頭痛などがみられます。こうした症状は、通常2~3日でピークを迎え、1~2週間ほど続きます。
検査
問診、のどや鼻の視診
他の病気ではなさそうだと判断できれば、風邪と診断します。しかし、風邪であれば通常は数日で治るので、治らない場合はこじらせてしまっていたり、別の病気だったりする可能性があります。
治療
一般的に対症療法という現れている症状に対して、鎮咳薬や去痰薬など、諸症状を軽くするための薬を組み合わせて処方します。さらにウイルス感染に引き続いて起こりやすい細菌による二次感染を予防する目的で、抗生物質を組み合わせて使用することもあります。
さらに耳鼻咽喉科では、こうした投薬だけでなく、鼻や喉の処置、ネブライザー(吸入器)による治療も併せて行います。